Clinicolor
両上肢に皮下出血から著明な腫脹とびまん性の紫斑を呈した後天性血友病の1例
大野 真梨恵
1
,
服部 紀子
1
,
伊藤 亜希子
1
,
中村 和子
1
,
松倉 節子
1
,
蒲原 毅
1
Marie OHNO
1
,
Noriko HATTORI
1
,
Akiko ITO
1
,
Kazuko NAKAMURA
1
,
Setsuko MATSUKURA
1
,
Takeshi KAMBARA
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター,皮膚科(主任:蒲原 毅部長)
pp.1183-1184
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002725
- 有料閲覧
- 文献概要
現病歴 当科初診の30日前と20日前に,家族が溶連菌感染症と診断された。初診の18日前から,患者本人に咽頭痛と40℃の発熱が出現し,溶連菌感染症と診断された。アモキシシリン水和物を10日間内服したが症状の改善なく,モキシフロキサシン塩酸塩に変更され2日間内服したところ,両上肢に腫脹と皮疹が出現し,皮疹出現の3日後に近医皮膚科を受診した。中毒疹と診断され,皮疹出現の5日後に当科を紹介受診した。
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.