Japanese
English
臨床研究
当院で造影剤の皮膚テストを施行した症例の検討
Analysis of the Results of Skin Tests with Contrast Media in Our Hospital
吉田 幸代
1
,
峠岡 理沙
1
,
益田 浩司
1
,
加藤 則人
1
Sachiyo YOSHIDA
1
,
Risa MINEOKA
1
,
Koji MASUDA
1
,
Norito KATOH
1
1京都府立医科大学,皮膚科学教室(主任:加藤則人教授)
キーワード:
造影剤アレルギー
,
皮膚テスト
,
皮内テスト
,
交叉感作
Keyword:
造影剤アレルギー
,
皮膚テスト
,
皮内テスト
,
交叉感作
pp.1687-1691
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002248
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2013年1月~2017年10月に,当院で造影剤使用後に皮膚や呼吸器症状を発症し,当科で精査を行った症例の皮膚テスト結果を検討した。症例数は27例で,男性10例,女性17例であり,年齢は39~86歳(中央値64歳)であった。即時型アレルギー疑いの症例13例中2例,遅延型アレルギー疑いの症例14例中4例が陽性であった。即時型アレルギー疑いの症例ではプリックテストは陰性であったが皮内テストは2例ともに陽性で,遅延型アレルギー疑いの症例ではすべての症例でパッチテストは陰性であったが皮内テストは4例陽性であった。いずれも交叉感作例があり,交叉反応がおこりうることを念頭に置いておく必要がある。
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