Japanese
English
症例報告
非イオン性ヨード造影剤Iopamidolによる薬疹の1例
A Case of Drug Eruption due to Iopamidol
永田 茂樹
1
,
飯島 正文
1
,
秋山 正基
1
,
安木 良博
1
,
藤澤 龍一
1
Shigeki NAGATA
1
,
Masafumi IIJIMA
1
,
Masaki AKIYAMA
1
,
Yoshihiro YASUKI
1
,
Ryuichi FUJISAWA
1
1昭和大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Showa University School of Medicine
キーワード:
薬疹
,
非イオン性ヨード造影剤
,
iopamidol
,
iohexol
,
交叉感作
Keyword:
薬疹
,
非イオン性ヨード造影剤
,
iopamidol
,
iohexol
,
交叉感作
pp.177-180
発行日 1993年2月1日
Published Date 1993/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900821
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Iopamidolによる薬疹の1例を報告した.Iopamidolによる感作例は,本邦第2例目である.経過は従来の非イオン性ヨード造影剤iohexolによる薬疹の報告例と同様であった.本例はパッチテストにてiohexol, iopamidolともに陽性であったが,iohexol感作は,iopamidol感作による交叉感作である可能性を考えたい.自験例ではCT検査の必要性からiopamidolに既感作であることは承知のうえでiopamidolを再度使用したが,検査終了後のステロイド投与により薬疹の経過が非常に軽微に終始して,ことなきを得た.
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