Japanese
English
特集 間葉系腫瘍
Solitary Fibrous Tumorの2例
Two Cases of Solitary Fibrous Tumor
戸村 八蓉生
1
,
赤間 智範
1
,
能登 舞
1
,
山田 勝裕
1
,
長田 真一
1
,
眞鍋 求
1
Yayoi TOMURA
1
,
Tomohiro AKAMA
1
,
Mai NOTO
1
,
Katsuhiro YAMADA
1
,
Shin-Ichi OSADA
1
,
Motomu MANABE
1
1秋田大学大学院医学系研究科,皮膚科学・形成外科学講座(主任:眞鍋 求教授)
キーワード:
孤在性線維性腫瘍
,
NAB2-STAT6融合遺伝子
,
抗STAT6免疫染色
Keyword:
孤在性線維性腫瘍
,
NAB2-STAT6融合遺伝子
,
抗STAT6免疫染色
pp.543-546
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001919
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症例1:46歳,女性。右腰部の増大傾向にある,5×4cm大,弾性硬の皮下腫瘤を切除した。症例2:76歳,女性。左外陰部の増大傾向にある,4×4cm大,可動性良好で弾性軟の皮下腫瘤を切除した。いずれも病理組織学的に,類円形または紡錘形の細胞が増殖し,膠原線維・樹枝状血管とともに腫瘍胞巣を形成していた。また,免疫組織学的に,腫瘍細胞はSTAT6・bcl-2陽性,CD99・SMA・EMA陰性であった。以上より,solitary fibrous tumorと診断した。本症例の診断には,STAT6の発現を確認することが有用である。
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