Japanese
English
症例
プラバスタチン投与が有効であったIndeterminate Cell Tumorの1例
Indeterminate Cell Tumor Treated with Pravastatin
堀江 風野
1
,
高間 寛之
1
,
大嶋 雄一郎
1
,
堀 博子
2
,
玉田 康彦
3
,
渡辺 大輔
1
Kazeno HORIE
1
,
Hiroyuki TAKAMA
1
,
Yuichirou OSHIMA
1
,
Hiroko HORI
2
,
Yasuhiko TAMADA
3
,
Daisuke WATANABE
1
1愛知医科大学,皮膚科学教室(主任:渡辺大輔教授)
2総合大雄会病院,皮膚科
3玉田皮膚科,名古屋市
キーワード:
組織球症
,
スタチン
,
成人
,
多発型
Keyword:
組織球症
,
スタチン
,
成人
,
多発型
pp.369-372
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001853
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48歳,男性。5カ月前から出現し徐々に拡大する紅色小丘疹を主訴に来院した。真皮にS-100蛋白陽性,CD1a,CD68染色陽性,Langerin陰性の組織球様細胞が浸潤増殖しており,indeterminate cell tumor(ICT)と診断した。ICTはLangerhans細胞に類似する組織球様細胞が皮膚において反応性に増殖するまれな疾患である。自験例はHMG-CoA還元酵素阻害薬であるプラバスタチンの投与によって症状改善を認めた。プラバスタチンによる治療報告はわが国では初めてで,海外のものを含めても自験例が2例目である。
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