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非典型薬剤性過敏症症候群に対するステロイド内服中に生じた頭頸部放線菌症の1例
古田 浩大
1
,
藤井 弘子
1
,
村田 舞
2
,
吉川 勝宇
2
,
齋藤 翔太
3
Kodai FURUTA
1
,
Hiroko FUJII
1
,
Mai MURATA
2
,
Katsuhiro YOSHIKAWA
2
,
Shota SAITO
3
1滋賀県立総合病院,皮膚科(主任:藤井弘子部長)
2同,形成外科
3同,歯科口腔外科
pp.1935-1936
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001705
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現病歴 2018年4月初旬に以前に内服歴のあったアロプリノールを近医にて内服再開したところ,その7日後より全身に浮腫性紅斑が出現した。外用で改善が乏しく,4月下旬に紹介受診となり,臨床,採血結果から非典型薬剤性過敏症症候群としてプレドニゾロン(以下PSL)60mg/日で加療を開始した。ビスホスホネート製剤の導入を目的として,6月初旬(PSL開始後40日後,50mg/日投与中)に右上7歯,左下1歯に認めた齲歯の抜歯を施行したところ,抜歯10日後頃より皮膚瘻と粘膜瘻を伴う左口角部皮下結節を認めた。
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