Japanese
English
特集 ウイルス感染症
真性包茎手術と病変切除で治療した尖圭コンジローマの1例
Condyloma Acuminatum Treated by Dorsal Slit and Lesion Excision
岩間 美幸
1
,
山田 大資
1
,
宮川 卓也
1
,
三枝 良輔
1
,
尾松 淳
1
,
沼尻 宏子
1
,
江畑 慧
1
,
谷口 隆志
1
,
赤股 要
1
,
増井 友里
1
,
佐藤 伸一
1
,
佐藤 悠佑
2
,
久米 春喜
2
Miyuki IWAMA
1
,
Daisuke YAMADA
1
,
Takuya MIYAGAWA
1
,
Ryosuke SAIGUSA
1
,
Jun OMATSU
1
,
Hiroko NUMAJIRI
1
,
Satoshi EBATA
1
,
Takashi TANIGUCHI
1
,
Kaname AKAMATA
1
,
Yuri MASUI
1
,
Shinichi SATO
1
,
Yusuke SATO
2
,
Haruki KUME
2
1東京大学,皮膚科学教室(主任:佐藤伸一教授)
2同,泌尿器科学教室
キーワード:
尖圭コンジローマ
,
真性包茎
,
排尿障害
,
イミキモドクリーム
,
手術
Keyword:
尖圭コンジローマ
,
真性包茎
,
排尿障害
,
イミキモドクリーム
,
手術
pp.1350-1353
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001532
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54歳,男性。包皮は真性包茎。1年前から包皮先端に病変が出現した。イミキモド外用では難治で,排尿障害をきたしたため当科を受診した。包皮先端部から突出する紅色結節があり,触診上包皮の内側にも結節を触知した。尿道内病変の可能性を考え,真性包茎の手術を行い,亀頭を露出させたうえでコンジローマ病変を切除した。術中所見で尿道口に病変はなかったが,亀頭および包皮に病変が50個程度あり,可及的に切除した。術後再発なし。尖圭コンジローマの治療はイミキモド外用や液体窒素凍結療法を行う場合が多いが,真性包茎がある場合は病変部の環境改善の目的も含め,外科的加療が第一選択になりうると考えた。
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