Japanese
English
症例
原発性皮膚濾胞辺縁帯リンパ腫の1例
Primary Cutaneous Marginal Zone Lymphoma
堀田 亜紗
1
,
種子島 智彦
1
,
山本 悠飛
1
,
松原 修
2
,
長谷 哲男
3
,
前田 修子
1
Asa HOTTA
1
,
Tomohiko TANEGASHIMA
1
,
Yuhi YAMAMOTO
1
,
Osamu MATSUBARA
2
,
Tetsuo NAGATANI
3
,
Nobuko MAEDA
1
1平塚共済病院,皮膚科(主任:前田修子部長)
2同,病理診断科
3東京医科大学病院,皮膚科
キーワード:
MALTリンパ腫
,
B細胞リンパ腫
,
外科的切除
,
放射線療法
Keyword:
MALTリンパ腫
,
B細胞リンパ腫
,
外科的切除
,
放射線療法
pp.1933-1937
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001091
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54歳,女性。4カ月前に右大腿に皮下結節が出現,MRIで右大腿部に40×25mm大の腫瘤病変が認められた。腫瘍切除術を施行し,病理組織所見で稠密なmonocytoid cellが浸潤していた。腫瘍細胞はCD20,CD79a,bcl-2が陽性,CD10陰性であった。全身検索のためCT,PET-CT,67Gaシンチグラフィ,消化管内視鏡検査を施行したところ異常所見はなく,原発性皮膚濾胞辺縁帯リンパ腫(PCMZL)と診断した。切除5カ月後に右大腿創周囲に皮下結節が出現した。再手術の病理組織所見により再発と診断し,術後放射線療法を併用した。13カ月後の現在まで再発なく経過している。PCMZLの治療に,外科的切除と放射線療法の併用が有効であった。
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