Clinicolor
水疱形成が著明であった色素性痒疹の1例
辻 香織
1
,
中村 華子
1
,
石井 賢太郎
1
,
足立 真
1
Kaori TSUJI
1
,
Hanako NAKAMURA
1
,
Kentaro ISHII
1
,
Makoto ADACHI
1
1関東労災病院,皮膚科(主任:足立 真部長)
pp.1671-1672
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001015
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現病歴 1カ月前よりダイエットを開始し,1カ月で5,6kg減量した。2週間前に項部から腰部にかけて,前胸部に小水疱,漿液性丘疹,紅斑が出現した。近医を受診し,接触皮膚炎の疑いでフェキソフェナジン塩酸塩錠60mg 2T/日,ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステルクリーム外用で加療したが,徐々に皮疹が拡大した。1週間前にカポジ水痘様発疹症を疑いファムシクロビル250mg 3T/日の内服を開始したが皮疹が拡大し,精査加療のため当科を紹介受診した。
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