Japanese
English
症例
間質性肺炎を合併した持久性隆起性紅斑の1例
Erythema Elevatum Diutinum Accompanied by Interstitial Pneumonia
一宮 紀子
1
,
木村 有太子
1
,
木下 綾子
1
,
根木 治
1
,
高森 建二
1
,
須賀 康
1
Noriko ICHIMIYA
1
,
Utako KIMURA
1
,
Ayako KINOSHITA
1
,
Osamu NEGI
1
,
Kenji TAKAMORI
1
,
Yasushi SUGA
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院,皮膚科(主任:須賀 康教授)
キーワード:
持久性隆起性紅斑
,
白血球破砕性血管炎
,
間質性肺炎
,
ジアフェニルスルホン
Keyword:
持久性隆起性紅斑
,
白血球破砕性血管炎
,
間質性肺炎
,
ジアフェニルスルホン
pp.1617-1621
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000988
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71歳,女性。1カ月前より四肢に浸潤性紅斑,小結節,水疱が出現した。生検にて白血球破砕性血管炎と血管壁への免疫複合体の沈着を認めた。臨床所見,病理所見より持久性隆起性紅斑と診断した。ジアフェニルスルホン(レクチゾール®)を内服後,皮疹は消失した。本症は種々の合併症が知られており,自験例でも皮疹に先行して間質性肺炎の既往症を有していた。本症を疑った際は,注意深い問診と全身精査が必要である。
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