Japanese
English
特集 水疱をきたす疾患
臨床例
両下腿を中心に緊満性水疱が多発した持久性隆起性紅斑
A case of erythema elevatum diutinum with tense blisters appeared mainly on both lower legs
朝比奈 優実
1
,
金子 高英
1
,
髙森 建二
1
,
須賀 康
1
Yumi Asahina
1
,
Takahide Kaneko
1
,
Kenji Takamori
1
,
Yasushi Suga
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院皮膚科
1Department of Dermatology, Juntendo University Urayasu Hospital
キーワード:
持久性隆起性紅斑
,
緊満性水疱
,
線維性小結節
,
ジアフェニルスルホン
,
関節リウマチ
Keyword:
持久性隆起性紅斑
,
緊満性水疱
,
線維性小結節
,
ジアフェニルスルホン
,
関節リウマチ
pp.237-241
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003754
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・両下腿を中心に緊満性水疱が多発した持久性隆起性紅斑(erythema elevatum diutinum:EED)を経験した.
・病理組織学的所見では表皮下水疱を呈していたが,蛍光抗体法は陰性であり,水疱症の自己抗体も検出されなかった.
・水疱以外にも,両足関節を中心に線維性の小結節が多発している点が特徴的であった.
・水疱が多発するEEDにおいても,通常のEEDと同様にジアフェニルスルホン(DDS)が奏効した.
(「症例のポイント」より)
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