症例
神経鞘腫と肥大したパチニ小体が併存した1例
坂本 瑶子
1
,
南原 優希奈
1
,
井上 里佳
1
,
梅原 嘉一
1
,
鑑 慎司
1
,
日野 治子
1
,
西尾 晴子
2
1関東中央病院,皮膚科(主任:鑑 慎司部長)
2つるまき皮膚科,東京都世田谷区
キーワード:
パチニ小体
,
Schwann細胞
,
神経鞘腫
Keyword:
パチニ小体
,
Schwann細胞
,
神経鞘腫
pp.1462-1465
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000174
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61歳,女性。約1年前より左示指MP 関節付近のしこりに気づいた。徐々に増大し,疼痛を伴うようになったため,近医整形外科を受診。穿刺されるも出血のみで,その後は疼痛が悪化したため当科を受診した。手術で腫瘍とともに白色小結節を3個摘出した。病理組織学的所見で,腫瘍を神経鞘腫,白色小結節を1.8mm大に肥大したパチニ小体と診断した。自験例のように大きいパチニ小体が摘出された例は本邦では比較的まれである。
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