黄斑下出血のマネージメント
4.硝子体内ガス注入術
松本 理子
1
,
大路 正人
1
1滋賀医科大学眼科学講座
pp.277-280
発行日 2023年3月5日
Published Date 2023/3/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003060
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黄斑下出血(submacular hemorrhage)は加齢黄斑変性や網膜細動脈瘤の破綻によって生じることが多く,急激な視力低下をきたす。網膜下の出血は鉄やフィブリンによって網膜外層に不可逆的な損傷を引き起こすため,黄斑部からの血腫の迅速な除去あるいは移動が重要である。現在血腫の除去・移動手段としては,硝子体内ガス注入術もしくは硝子体手術が選択されるが,本稿では硝子体内ガス注入術について述べる。
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