機器・薬剤紹介
59.生物学的製剤によるぶどう膜炎の治療─先発品とバイオシミラー
田中 理恵
1
1東京大学医学部眼科学教室
pp.1079-1083
発行日 2022年11月5日
Published Date 2022/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002858
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従来,非感染性ぶどう膜炎の治療には,ステロイド点眼,ステロイド眼局所注射,ステロイド内服などが行われてきた。近年,それらの治療で効果不十分で後眼部にも炎症がある場合には,免疫抑制剤であるシクロスポリンの内服や生物学的製剤も使用できるようになった。生物学的製剤とは,生物が産生する蛋白質,抗体を利用して作られた分子標的治療薬である。バイオテクノロジーを用いて製造され,バイオ製剤,バイオ医薬品とも呼ばれる。
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