綜説
網膜剥離に対する硝子体手術後の黄斑上膜形成~J-RD Registry研究~
石川 桂二郎
1
,
園田 康平
1
1九州大学大学院医学研究院眼科学
キーワード:
網膜剥離
,
網膜硝子体手術
,
黄斑パッカー
,
レジストリ研究
,
意図的裂孔
Keyword:
網膜剥離
,
網膜硝子体手術
,
黄斑パッカー
,
レジストリ研究
,
意図的裂孔
pp.1073-1077
発行日 2022年11月5日
Published Date 2022/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000002857
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裂孔原性網膜剥離(rhegmatogenous retinal detachment:RRD)に対する硝子体手術後の黄斑上膜(epiretinal membrane:ERM)は,術後合併症のひとつであり,歪視や視力低下の要因となる。網膜復位が得られているにもかかわらず,再手術が必要となるため,患者や術者にとって避けたい合併症である。OCT(optical coherence tomography)を用いた検討において,RRDに対する硝子体手術後に復位を得られた症例の9~49%にERMを生じると報告されている1)~4)。
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