クローン病治療の最前線
バイオシミラーとは
飯島 英樹
1
,
岩谷 修子
,
山口 利朗
,
荒木 学
,
川井 翔一朗
,
日山 智史
,
新崎 信一郎
,
竹原 徹郎
1大阪大学 大学院医学系研究科消化器内科学
キーワード:
炎症性腸疾患
,
関節リウマチ
,
脊椎炎-強直性
,
治療成績
,
Infliximab
,
バイオシミラー医薬品
,
CT-P13
Keyword:
Infliximab
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Spondylitis, Ankylosing
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Treatment Outcome
,
Biosimilar Pharmaceuticals
,
CT-P13
pp.197-201
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2016236013
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
バイオシミラーとは,先行バイオ医薬品の特許期間が切れた後続品であるが,薬剤の生産に用いられる生物や製造工程が先行品と異なり,糖鎖修飾など翻訳後修飾がまったく同一とはいえないため,厳密には先行品と同一の薬剤ではない.炎症性腸疾患へのバイオシミラーの適応は関節リウマチで承認を受けたのち,適応症の外挿によって取得されている.炎症性腸疾患におけるバイオシミラーの治療成績についてのデータは十分ではないが,徐々に先行医薬品に近い有効性,安全性のデータが得られつつある.
Copyright © 2016, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.