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連載 眼科手術のテクニック・127
黄斑上膜の剥離
Peeling of epiretinal membranes
小椋 祐一郎
1
Yuichiro Ogura
1
1名古屋市立大学医学部眼科学教室
pp.1326-1327
発行日 2000年7月15日
Published Date 2000/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906936
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黄斑上膜の剥離には膜剥離(membrane peeling)と呼ばれる手技が用いられ,硝子体手術の手技の中でも基本的なものの1つである。膜剥離は鉗子で膜の一端をつかみ,膜を網膜から鈍的に分離していく方法であり,黄斑上膜などの網膜と比較的癒着の弱い増殖膜の除去に用いられる。器具としては,膜の取っかかりを作るV-ranceあるいは注射針の先端を曲げたフックト・ニードルと硝子体鉗子を使用する。
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