特集 Imagingの進歩と神経眼科疾患
序論
石川 均
1
1北里大学医療衛生学部視覚機能療法学専攻
pp.731-731
発行日 2020年8月5日
Published Date 2020/8/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001761
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神経眼科疾患は診断に苦慮しかつ難治であり,しかも視機能低下は著しく,ときに両眼性でその上,背後に致死的疾患が隠れていることが多い。つい数年前まではまさにそのとおりで,視神経疾患が疑われた際,患者さんが視神経炎なのか,その他に原因がある視神経症なのか,詳しく問診を取り,瞳孔反射の強弱や視野の障害パターン,VEP等を駆使して診断していた。しかも治療はステロイド投与に限られていた。しかし,昨今の画像技術,画像診断,いわゆる本特集のタイトルである「Imagingの進歩」で局面は大きく変化した。
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