特集 緑内障診療─この時どうする? ─
5 OCTを撮ったら真っ赤っか:長眼軸長眼の緑内障の診断,どうする?
溝上 志朗
1
1愛媛大学大学院医学系研究科眼科学
キーワード:
光干渉断層計(OCT)
,
緑内障
,
長眼軸長
,
網膜神経節複合体
,
網膜神経線維層
Keyword:
光干渉断層計(OCT)
,
緑内障
,
長眼軸長
,
網膜神経節複合体
,
網膜神経線維層
pp.333-337
発行日 2020年4月5日
Published Date 2020/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001616
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緑内障診断に光干渉断層計(OCT)が用いられるようになり,これまでは診断が困難であった発症間もない前視野緑内障や,視神経乳頭形状の変化に乏しい小乳頭症例の鑑別が容易になった。もはやOCTは緑内障診療に必要不可欠の機器となったと言っても過言ではない。しかしながら,このOCTを用いても日常臨床で診断に難渋する症例にもまれならず遭遇する。本稿では,正常眼でもOCTで異常と判定されがちな長眼軸長眼にフォーカスし,どのように緑内障を診断するかを概説する。
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