綜説
緑内障の進行判定アップデート
庄司 拓平
1
1小江戸眼科内科(埼玉県)/埼玉医科大学
キーワード:
緑内障
,
視野検査
,
光干渉断層計(OCT)
,
光干渉断層血管撮影(OCTA)
Keyword:
緑内障
,
視野検査
,
光干渉断層計(OCT)
,
光干渉断層血管撮影(OCTA)
pp.555-562
発行日 2024年6月5日
Published Date 2024/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003656
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緑内障は神経節細胞死の促進により徐々に視野が欠けていく慢性進行性疾患である。現時点では緑内障の進行は不可逆的変化であると考えられている。本邦の中途失明原因疾患に占める緑内障の割合は右肩上がりに増加し,近年では約40%が緑内障であるという報告もある1)。今後もさらに増加が予想される緑内障による失明患者数を少しでも抑制するには,正確な診断・進行判定による適切な治療介入が重要である。本稿では従来提唱されている進行判定方法を確認しつつ,新たな進行判定方法の試みについて紹介する。
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