特集 第1部 最近の眼科薬物治療 Ⅴ.網膜疾患
2 血管新生性疾患の抗VEGF剤治療
大中 誠之
1
,
髙橋 寛二
1
1関西医科大学眼科学教室
キーワード:
抗VEGF剤
,
滲出型加齢黄斑変性
,
未熟児網膜症
,
増殖糖尿病網膜症
,
血管新生緑内障
Keyword:
抗VEGF剤
,
滲出型加齢黄斑変性
,
未熟児網膜症
,
増殖糖尿病網膜症
,
血管新生緑内障
pp.1109-1116
発行日 2019年9月30日
Published Date 2019/9/30
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001371
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眼内の血管新生性疾患として,滲出型加齢黄斑変性,近視性脈絡膜新生血管,網膜色素線条に伴う脈絡膜新生血管,未熟児網膜症,増殖糖尿病網膜症,血管新生緑内障などが挙げられる。新生血管の形成過程で最も重要な役割を果たす物質は血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor:VEGF)であり,眼内血管新生性疾患の治療に抗VEGF剤を用いることは理にかなっており,実際にその効果は劇的と言っても過言ではない。
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