Ⅱ.所見からみた診断の進め方
6 水晶体 2)水晶体脱臼/IOL脱臼
國重 智之
1
,
小早川 信一郎
2
1日本医科大学付属病院 眼科
2日本医科大学武蔵小杉病院 眼科
pp.1244-1246
発行日 2018年9月30日
Published Date 2018/9/30
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000858
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水晶体脱臼・IOL脱臼とは,Zinn小帯の全体が切れて,水晶体やIOL(眼内レンズ)が本来あるべき位置から完全にずれ,前房内や硝子体内に落下した場合をいう。これに対し,亜脱臼は,Zinn小帯が完全に切れていない状態であり,水晶体やIOLが完全には脱臼しておらず,一部支えを失って後房内において偏位している状態である。このように水晶体やIOLが本来の正しい位置からずれることを水晶体偏位・IOL偏位と呼ぶ。
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