4．緑内障 6)緑内障チューブ手術

わが国で認可されている緑内障チューブ手術には，ミニチューブ手術に分類されるエクスプレス緑内障フィルトレーションデバイスや，複数回手術既往がある症例，難治性ぶどう膜炎や血管新生緑内障などトラベクレクトミーの効果が限定的な症例に対して効果が期待できるロングチューブ手術に分類されるバルベルト緑内障インプラント（以下バルベルト），アーメド緑内障バルブ（以下アーメド）を用いたチューブシャント手術がある。また最近，早期〜中期の白内障を有する開放隅角緑内障眼に適応のある白内障手術併用眼内ドレーン（販売名：iStent Ⓡトラベキュラー　マイクロバイパス　ステント　システム）が認可された。エクスプレス緑内障フィルトレーションデバイスとiStent Ⓡについては他項に譲り，本項ではバルベルトとアーメドの手術適応等について主に述べたい。