特集 代謝異常症・沈着症
骨髄性プロトポルフィリン症の兄弟例
奥根 真里
1
,
石井 良征
,
藤本 学
1筑波大学 医学医療系皮膚科
キーワード:
Porphyrins
,
Protoporphyrins
,
患者教育
,
きょうだい
,
プロトポルフィリン症-骨髄性
Keyword:
Patient Education as Topic
,
Protoporphyrins
,
Porphyrins
,
Siblings
,
Protoporphyria, Erythropoietic
pp.338-339
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017200152
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症例1(15歳男児、兄)。症例2(12歳男児、弟)。両症例とも10歳頃より日光曝露後に顔面や上肢に腫脹、灼熱感を生じるようになったため受診となった。初診時、いずれも両頬部に浅い陥凹性瘢痕が多発してみられ、光過敏があり、赤血球中プロトポルフィリン値が上昇し、その他の尿中ポルフィリン値が基準値以内であった。このことから骨髄性プロトポルフィリン症と診断された。現在は物理的遮光を指導し、定期的に貧血や肝機能を経過観察中である。
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