特集 代謝異常症・沈着症
Cutaneous Mucinosis of Infancyの1例
濱端 明海
1
,
高橋 和宏
,
赤坂 俊英
1岩手医科大学 皮膚科学講座
キーワード:
胸部疾患
,
免疫組織化学
,
ムチン沈着症
,
待機療法
Keyword:
Immunohistochemistry
,
Thoracic Diseases
,
Mucinoses
,
Watchful Waiting
pp.313-316
発行日 2017年3月1日
Published Date 2017/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017200146
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8歳女児。3歳頃より右胸部に粟粒大の丘疹が出現し、前医で無治療にて経過観察されていたが、徐々に拡大したため紹介となった。初診時、右胸部に粟粒大の光沢を伴う常色丘疹が多数集簇し、苔癬局面を形成していた。病理組織および免疫組織学的所見より、cutaneous mucinosis of infancyと診断された。治療は自覚症状を伴わないため経過観察中であるが、自然軽快はみられていない。
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