症例
臍炎を契機に発見された尿膜管遺残症の2例
田中 敬子
1
,
長田 厚
,
塚本 克彦
1山梨県立中央病院 皮膚科
キーワード:
抗感染剤
,
X線CT
,
経口投与
,
泌尿器外科
,
臍炎
,
尿膜管遺残
Keyword:
Administration, Oral
,
Anti-Infective Agents
,
Urologic Surgical Procedures
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.1733-1736
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017077897
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例1(30歳男性)。臍部の疼痛と出血を主訴に受診、抗菌薬の内服加療が行われたが、臍部に紅色結節が出現した。症例2(18歳男性)。臍部の紅色結節を主訴に受診となった。いずれの症例も臍周囲に発赤、臍中央部には紅色結節を認め、CT所見より尿膜管遺残症の診断に至った。両症例とも抗菌薬の内服で治療し、炎症所見は改善した。だが、その後も感染を繰り返したため泌尿器科へ紹介、症例1は後日、尿膜管全摘術が施行され、症例2は経過観察となった。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.