症例
Extrapleural Solitary Fibrous Tumorの1例
瀧本 そのこ
1
,
三宅 温
,
高橋 宏治
,
園田 広弥
,
堀田 綾子
,
齋藤 生朗
,
大松 華子
1国立病院機構相模原病院 皮膚科
キーワード:
大腿
,
軟部組織腫瘍
,
免疫組織化学
,
孤立性線維性腫瘍
,
皮膚外科
,
CD79a抗原
Keyword:
Immunohistochemistry
,
Soft Tissue Neoplasms
,
Thigh
,
Solitary Fibrous Tumors
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.1541-1545
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016404565
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39歳女。3年前に自覚した左大腿後面の皮下腫瘤が徐々に増大したため受診した。造影CTで皮下に造影効果を伴う境界明瞭な腫瘍を認めたが、筋膜への浸潤は明らかではなく、被覆表皮と周囲脂肪組織を含め、腫瘤を浅層筋膜ごと全切除した。病理組織所見では皮下に線維芽細胞様の短紡錘形細胞が密に増殖し、CD34・BCL-2陽性、desmin・α-SMA・S-100蛋白・CD99は陰性、MIB-1 indexは6%であり、有棘細胞癌と診断した。術後19ヵ月経過して再発は認めていない。
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