症例
右大腿に生じたGlomus Tumorの1例
新井 悠江
1
,
高山 良子
,
田中 真百合
,
長田 真一
,
上野 孝
,
二神 綾子
,
安齋 眞一
,
船坂 陽子
,
佐伯 秀久
1日本医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
グロムス腫瘍
,
大腿
,
免疫組織化学
,
皮下脂肪
,
皮膚外科
Keyword:
Glomus Tumor
,
Immunohistochemistry
,
Thigh
,
Subcutaneous Fat
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.1555-1558
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016404568
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
50歳女。右大腿腫瘤を主訴とした。右大腿伸側に30mm大の表面平滑で弾性硬な常色皮下腫瘤が35年前に出現し、増大傾向は認めなかった。病理組織所見では皮下脂肪組織内に核が円形で好酸性細胞質を有する腫瘍細胞の増殖があり、多形核の腫瘍細胞や血管増生を認めた。免疫染色ではα-SMA陽性であり、glomus tumor properが主体で一部glomangiomaとsymplastic glomus tumorの所見があり、glomus tumorと診断した。局所麻酔下に摘出術を施行後1年経過して再発は認められない。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.