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特異疹としての脱毛斑を伴ったサルコイドーシスの1例
藤原 暖
1
,
大谷 稔男
,
漆原 嘉奈子
1倉敷中央病院 皮膚科
キーワード:
Prednisolone
,
甲状腺炎-自己免疫性
,
MRI
,
心エコー図
,
脱毛症
,
X線CT
,
経皮投与
,
皮膚疾患-下肢
,
Difluprednate
,
陽電子放射型断層撮影
,
マルチモーダルイメージング
,
サルコイドーシス-心臓
,
類上皮肉芽腫
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Alopecia
,
Echocardiography
,
Leg Dermatoses
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Prednisolone
,
Thyroiditis, Autoimmune
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Positron-Emission Tomography
,
Multimodal Imaging
,
Difluprednate
pp.1196-1197
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016319272
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62歳女。約2年前から右側頭部の脱毛があり、近医で外用療法や光線療法を受けていたが改善しないため当科に紹介された。同部に血管拡張を伴った淡紅色~黄色調、萎縮性の脱毛斑を認め、両下腿にも紅褐色斑を1つずつ認めた。血液検査、各種画像検査、皮膚生検の結果から、慢性甲状腺炎を伴うサルコイドーシスと診断した。下腿部の皮疹に対してはジフルプレドナート軟膏の外用を行い、頭部の脱毛斑は無治療で経過観察中である。
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