特集 リンフォーマ・白血病
左下腿部に再発した節外性NK/T細胞リンパ腫の1例
須永 真司
1
,
北島 麻耶子
,
須永 亮
,
足立 真
,
松永 貴志
1労働者健康安全機構関東労災病院 皮膚科
キーワード:
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍再発
,
X線CT
,
皮膚疾患-下肢
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
陽電子放射型断層撮影
,
リンパ腫-節外性NK-T細胞性
,
マルチモーダルイメージング
,
SMILE Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Immunohistochemistry
,
Leg Dermatoses
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Skin Neoplasms
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Positron-Emission Tomography
,
Lymphoma, Extranodal NK-T-Cell
,
Multimodal Imaging
pp.1503-1506
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016404557
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72歳女。左下腿部の疼痛と発赤を伴う腫脹を主訴とした。4年半前に節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型と診断され、放射線療法(RT)+2/3用量DeVIC(デキサメタゾン・エトポシド・イホスファミド・カルボプラチン)療法により完全寛解状態となっていた。2.5ヵ月経過観察していたが、左下腿部前面に潰瘍とその周囲に圧痛・発赤・熱感を伴う10cm大の境界明瞭な浸潤を触れる紅斑となった。皮膚生検で皮下に再発した節外性NK/T細胞リンパ腫と診断し、SMILE(デキサメタゾン・メトトレキサート・イホスファミド・L-アスパラギナーゼ・エトポシド)療法を施行したが奏効せず、現在は緩和的RTのみ行っている。
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