臨床研究
免疫グロブリン大量静注療法を施行した水疱性類天疱瘡4例の検討
姉川 紘子
1
,
遠藤 雄一郎
,
藤澤 章弘
,
大日 輝記
,
宮地 良樹
,
椛島 健治
1京都大学 大学院医学研究科皮膚科学分野
キーワード:
Azathioprine
,
Ciclosporin
,
IgG
,
Methylprednisolone
,
Prednisolone
,
多剤併用療法
,
類天疱瘡-水疱性
,
重症度指標
,
大量薬物療法
,
パルス療法(薬物療法)
,
静脈内注入
,
Collagen Type XVII
Keyword:
Azathioprine
,
Drug Therapy, Combination
,
Infusions, Intravenous
,
Immunoglobulin G
,
Methylprednisolone
,
Pemphigoid, Bullous
,
Prednisolone
,
Severity of Illness Index
,
Cyclosporine
,
Pulse Therapy, Drug
,
Collagen Type XVII
pp.1137-1141
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016305036
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
水疱性類天疱瘡の治療法は一般に全身ステロイド療法や免疫抑制剤による治療が行われる。当院では、これらの治療に抵抗性を示す症例に対して2011年11月から免疫グロブリン大量静注療法を施行している。今回、2015年4月までに施行した4例の診療録をもとに、その効果を調査した。評価項目は「Pemphigus Disease Area Index(PDAI)」「抗BP180抗体価」「好酸球数」とした。調査の結果、PDAIと好酸球数は全例で改善、抗BP180抗体価は3例で改善しており、4例とも有害事象は認めなかった。代表例1例を提示した。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.