特集 膠原病
Fasciitis-panniculitis Syndromeの1例
白戸 貴久
1
,
藤田 靖幸
,
高島 翔太
,
齋藤 奈央
,
乃村 俊史
,
堀田 哲也
,
清水 宏
1北海道大学 大学院医学研究科皮膚科学分野
キーワード:
Prednisolone
,
四肢
,
経口投与
,
Fasciitis Panniculitis症候群
,
STIR法(MRI)
Keyword:
Administration, Oral
,
Extremities
,
Prednisolone
pp.232-235
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016168071
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40歳男。1年半前より下肢の運動時制限を自覚し、徐々に四肢の硬化を認めたため当科を受診した。受診時、両手背から前腕、足背から下腿にかけてびまん性に皮膚が硬化し、前腕では表在静脈に沿って線状に陥凹していた。造影MRIで両下腿筋膜が高信号を呈していた。病理組織学的所見より、fasciitis-panniculitis syndromeと診断された。診断後はプレドニゾロンの内服を開始したところ、硬化と可動域制限は徐々に改善した。
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