経験と考察
四肢に発生した筋肉内サルコイドーシスの臨床像および画像所見
紫藤 洋二
1
,
大石 強
,
松山 幸弘
1浜松医科大学 整形外科
キーワード:
画像強調
,
筋疾患
,
MRI
,
四肢
,
鑑別診断
,
針生検
,
サルコイドーシス
,
サルコイドーシス-肺
,
後向き研究
,
治療成績
,
STIR法(MRI)
,
サルコイドーシス-眼
,
縦緩和時間
,
横緩和時間
Keyword:
Biopsy, Needle
,
Diagnosis, Differential
,
Extremities
,
Image Enhancement
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Muscular Diseases
,
Retrospective Studies
,
Sarcoidosis
,
Treatment Outcome
,
Sarcoidosis, Pulmonary
pp.1152-1154
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016081668
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四肢軟部腫瘍を主訴として当科を受診した筋肉内サルコイドーシス6例の臨床像、MRI所見について検討した。部位は前腕1例、大腿1例、下腿4例であった。4例(67%)ではサルコイドーシスの既往歴がなく、当科初診後に診断された。併存症は5例(83%)で認め、内訳は眼病変3例、肺病変2例、縦隔リンパ節腫脹2例であった。MRIでは全例に辺縁部のT1強調画像で高信号、T2強調画像で高信号を認めた。中心部は5例でT2強調画像で低~等信号を示し、特徴的な像を呈していた。冠状断および矢状断では、全例に長軸上に進展するT2強調画像あるいはSTIR像の高信号を認めた。
©Nankodo Co., Ltd., 2015