特集 水疱症・膿疱症
歩行困難をきたした掌蹠膿疱症性骨関節炎にインフリキシマブが奏効した1例
東 さおり
1
,
長田 麻友美
,
新島 靖子
,
多田 弥生
,
神田 奈緒子
1立正佼成会附属佼成病院 皮膚科
キーワード:
Methotrexate
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
放射性核種イメージング
,
Infliximab
,
歩行困難
,
骨関節症-膿疱症性
Keyword:
Infliximab
,
Administration, Oral
,
Drug Therapy, Combination
,
Methotrexate
,
Radionuclide Imaging
,
Mobility Limitation
pp.38-41
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016149789
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55歳女。7ヵ月前より肩関節痛、胸肋鎖関節痛が出現し、近医内科にてメトトレキサートの内服を開始されるも自己中断していた。3ヵ月前より手掌足底の膿疱が出現し、近医皮膚科にて掌蹠膿疱症としてステロイド、ビタミンD3の外用を受けるも関節痛が増悪し、歩行困難となり、当科紹介となった。皮疹および関節症状・骨シンチグラフィー・病理組織学的所見より、掌蹠膿疱症性骨関節炎と診断し、メトトレキサート内服を再開し、インフリキシマブの投与を追加したところ、皮疹、関節痛は著明に改善した。
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