経験
遠位橈尺関節不安定性によって生じた低位尺骨神経障害の治療経験
松田 匡弘
1
,
櫛田 学
1福岡整形外科病院
キーワード:
X線診断
,
関節不安定症
,
MRI
,
手首外傷
,
尺骨神経障害
,
三角線維軟骨複合体
,
Sauve-Kapandji手術
,
下橈尺関節
,
手根管解離術
Keyword:
Joint Instability
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiography
,
Wrist Injuries
,
Ulnar Neuropathies
,
Triangular Fibrocartilage
pp.111-115
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00767.2017161091
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遠位橈尺関節(DRUJ)不安定性によって生じた低位尺骨神経障害(SUN)の3例(63歳女、74歳女、81歳男)を経験したので報告した。尺骨頭の脱臼方向は、背側2例、掌側1例であった。原疾患は、橈骨遠位端変形癒合、三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷、変形性DRU関節症が各1例であった。Sauve-Kapandji法を2例(うち1例はGuyon管開放追加)、TFCC縫合を1例に行い、3例とも術翌日には疼痛やしびれは消失または軽快した。
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