原著論文
TFCC損傷およびDRUJ障害に対する治療指針
副島 修
1
1福岡山王病院 整形外科
キーワード:
関節不安定症
,
骨切り術
,
靱帯損傷
,
デブリードマン
,
手首外傷
,
三角線維軟骨
,
Sauve-Kapandji手術
,
下橈尺関節
,
靱帯形成術
Keyword:
Debridement
,
Joint Instability
,
Osteotomy
,
Wrist Injuries
,
Triangular Fibrocartilage
pp.189-193
発行日 2017年2月19日
Published Date 2017/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2017116358
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TFCC(triangular fibrocartilage complex)損傷 および遠位橈尺関節(distal radioulnar joint; DRUJ)不安定症/関節症は手関節尺側部痛をきた す代表的疾患であり,さまざまな病態が複雑に関 与して治療方針に迷うことが多い。発症直後の急 性期には,まず保存療法が選択されるが,3カ月 程度経過しても改善がない際には手術療法が必要 になることが少なくない。本稿では,TFCC損傷 およびDRUJ関節症を含めたDRUJ不安定症に対 する,現時点での各手術法選択とその問題点につ いて解説する。
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