症例
胸椎圧迫骨折に伴う非外傷性胸骨骨折後の偽関節に対し胸腔鏡併用下に手術を施行した1例
中山 景介
1
,
片江 祐二
,
石井 元師
,
西田 茂喜
1国家公務員共済組合連合会新小倉病院 整形外科
キーワード:
自家移植
,
偽関節
,
胸腔鏡法
,
胸骨
,
胸椎
,
骨移植
,
骨折
,
骨板
,
脊椎骨折
,
腸骨
,
骨折-圧迫
Keyword:
Bone Plates
,
Ilium
,
Pseudarthrosis
,
Sternum
,
Thoracic Vertebrae
,
Thoracoscopy
,
Transplantation, Autologous
,
Bone Transplantation
,
Spinal Fractures
,
Fractures, Compression
,
Fractures, Bone
pp.995-998
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00767.2016382779
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
74歳女性。第6胸椎圧迫骨折に対する胸椎ダーメンコルセットによる保存加療中に誘因なく前胸部痛が出現したため、1ヵ月後に前医へ入院となった。前医では神経学的異常は認められなかったが、単純X線で胸骨体部に横骨折が認められた。保存的加療の継続で対処するも前胸部痛は改善せず、更に偽関節を生じたため、手術加療目的で患者は発症後7ヵ月目に著者らの施設へ紹介となった。以後、臨床経過および画像所見より、胸骨骨折後の偽関節と診断され、発症後9ヵ月目に胸腔鏡併用下偽関節手術が施行された。その結果、術後34ヵ月現在、骨癒合が得られ、前胸部痛も消失した。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.