特集 骨粗鬆症性椎体骨折 −治療の現状と問題点
TOEI study 椎体骨折罹患(椎体変形)とLocomo 25の相関
井出 浩一郎
1
,
戸川 大輔
,
星野 裕信
,
松山 幸弘
1静岡市立静岡病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
コホート研究
,
集団検診
,
生活の質
,
脊椎骨折
,
疼痛測定
,
発生率
,
年齢分布
,
視覚アナログ尺度
,
自己報告式質問調査
,
アラインメント
,
ロコモティブシンドローム
,
東栄町
Keyword:
Mass Screening
,
Pain Measurement
,
Radiography
,
Quality of Life
,
Cohort Studies
,
Spinal Fractures
,
Incidence
,
Age Distribution
,
Self Report
,
Visual Analog Scale
pp.891-894
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00767.2016382772
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中山間地域に住む50歳以上の運動器検診受診者を対象に、脊柱アライメントほか、椎体骨折とロコモティブシンドローム(ロコモ)との関連について調査した。その結果、1)椎体骨折はロコモ25と強い相関を認めなかったが、矢状アライメント、特にSVAと強い相関が認められた。2)質問項目ごとにSVAとの相関を検討すると、SVAは歩行の質問項目と有意な相関が認められた。また、Schwab分類のModifierごとに評価すると矢状アライメントが不良になるほどロコモ25の悪化が示された。3)2012年と2014年の結果を比較すると、新規椎体骨折群に比べ既存骨折群はロコモ25が悪く、経年的な悪化がみられた。
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