特集 小児日常診療でその薬を使うとき・使うべきでないとき
VII 腎・泌尿器
73.腎性貧血とダルベポエチンアルファ
和田 尚弘
1
1静岡県立こども病院 腎臓内科
キーワード:
Ferritins
,
Hemoglobins
,
鑑別診断
,
禁忌(治療)
,
貧血-腎性
,
Darbepoetin Alfa
Keyword:
Darbepoetin alfa
,
Diagnosis, Differential
,
Hemoglobins
,
Ferritins
pp.1660-1661
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017086345
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わが国では1990年にヒトリコンビナントエリスロポエチン製剤(rHuEPO)の保険適用がなされ,その結果輸血が回避され,輸血による感染症,鉄過剰症などの多くの問題が解決された.しかしながら,頻回の皮下・静脈投与が必要であり,腹膜透析が主である小児にとって,病院受診回数の負担増加や投与の際の痛みが問題であった.その後,半減期の長いダルベポエチンアルファ(ネスプ®)が開発され,わが国でもその有効性・安全性が確認され,2013 年9月に小児にも適応が追加された.
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