発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014224451
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
血液透析患者の貧血管理として週1回ダルベポエチンα(DA)を投与した32例(男25例、女7例、平均64歳)に対し、月1回エポエチンベータペゴル(C.E.R.A)投与に切り替えてHb値の推移について検討した。DA投与状況は、投与量変更回数0~1回の安定群が13例、3~5回の頻回変更群が13例、ビタミンB12などの補助療法併用群が6例であった。安定群のうち11例に対して初期投与量C.E.R.A/DA=1.2で切り替えを行った結果、9例はHb値が維持され継続となり、他の2例は低下したためC.E.R.A中止となった。次いで他の14例にも同様の切り替えを行い、Hb高値持続等の3例を除く合計20例が5ヵ月間投与を継続した。経過中Hb値が8g/dl以下となったのは3例で、他の17例は9~12.5g/dlに保たれたが、目標値10g/dlの達成率は60%であった。C.E.R.Aの月平均投与量は90μgで、安定投与群が64μgと最も少なかった。
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.