綜説
小児腹腔鏡下鼠径ヘルニアにおける日帰り手術の現状
三宅 啓
1
,
漆原 直人
,
福本 弘二
,
矢本 真也
,
中島 秀明
,
関岡 明憲
,
山田 豊
,
野村 明芳
1静岡県立こども病院 小児外科
キーワード:
外来手術
,
鼠径ヘルニア
,
腹腔鏡法
,
麻酔
,
診療ガイドライン
,
治療成績
,
周術期管理
,
ヘルニア縫合術
Keyword:
Ambulatory Surgical Procedures
,
Anesthesia
,
Hernia, Inguinal
,
Laparoscopy
,
Practice Guidelines as Topic
,
Treatment Outcome
,
Perioperative Care
,
Herniorrhaphy
pp.1353-1359
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00639.2017077819
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小児鼠径ヘルニアに対する手術法としては、従来法と腹腔鏡下経皮的腹膜外ヘルニア閉鎖術(LPEC)がある。小児鼠径ヘルニアは手術時間も比較的短く、従来法においても日帰りで行う施設も多かった手術である。LPECは腹腔鏡手術であるため嘔吐の増加など特有な問題もあり、従来法と異なる周術期管理を行っている施設もあると考えられる。著者らの施設ではLPEC開始時より日帰り手術を行っているので、LPECの周術期管理について概説し、その妥当性について考察した。
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