発行日 2005年6月1日
Published Date 2005/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005187077
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日本における鼠径ヘルニアの治療は,成人領域ではメッシュの出現により術式が大きく様変わりし,治療成績も向上している.一方,小児においては,1970年代にヘルニア嚢の高位結紮のみによる修復術が標準的な術式となり,現在も長期間定着している.近年,一部の施設においては腹腔鏡を用いたヘルニア修復術や,日帰り手術による入院期間の短縮が試みられている.しかし,腹腔鏡下のヘルニア修復術にはその有用性を検討すべきであり,これらの新しい試みの普及には問題点も多い
©Nankodo Co., Ltd., 2005