診療
不妊治療と子宮内膜症治療の連携の重要性 閉経までを見据えた治療環境の実現を目指して
佐伯 愛
1
,
久保 光太郎
,
橋本 佳子
,
松本 貴
1健康保険組合連合会大阪中央病院 婦人科
キーワード:
子宮内膜症
,
不妊症-女性
,
妊娠率
,
多機関医療協力システム
,
治療成績
,
カンファレンス
,
生殖補助技術
Keyword:
Endometriosis
,
Infertility, Female
,
Multi-Institutional Systems
,
Treatment Outcome
,
Pregnancy Rate
,
Reproductive Techniques, Assisted
pp.1091-1096
発行日 2016年9月1日
Published Date 2016/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00535.2016407348
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不妊治療と子宮内膜症治療の連携の重要性について検討した。妊娠を希望し、腹腔鏡下深部子宮内膜症切除術を伴う機能温存手術を施行した深部子宮内膜症患者128例を対象とし、合同カンファレンスを行っている連携不妊治療専門施設への通院群55例(A群)、連携施設以外の不妊治療専門施設への通院群48例(B群)、不妊治療専門施設への通院なし群25例(C群)の3群に分けた。術後妊娠は、A群36例(65%)、B群16例(33%)、C群12例(48%)であった。C群を除外した、A群とB群の2群間の比較では、A群は有意に妊娠率が高かった。通院継続率は、A群69%、B群40%、C群52%であった。
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