原著
超低出生体重児、極低出生体重児の分娩所要時間に関する後方視的検討
中川 智生
1
,
小畑 聡一朗
,
青木 茂
,
平原 史樹
1横浜市立大学 医学部
キーワード:
経産回数
,
極低出生体重児
,
後向き研究
,
超低出生体重児
,
分娩所要時間
Keyword:
Parity
,
Retrospective Studies
,
Infant, Very Low Birth Weight
,
Infant, Extremely Low Birth Weight
pp.601-605
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/J00535.2016351349
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著者らのセンターで経腟分娩した出生体重1500g未満の症例を極低出生体重児群57例と超低出生体重児群63例に分け、分娩所要時間を後方視的に検討した。その結果、1)分娩所要時間を初産、経産で比較すると、初産婦では極低出生体重児群で5.73時間、超低出生体重児群で3.83時間と、超低出生体重児群で短い傾向を示した。一方、経産婦では極低出生体重児群で4.1時間、超低出生体重児群で3.57時間と、両群間で有意差は認められなかった。2)いずれの群も正期産児の分娩所要時間よりも明らかに短かった。また、極低出生体重児群の分娩所要時間は経産婦に比して初産婦で有意に短かった。
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