特集 NICU卒業生の予後と診療のポイント
代表的な新生児疾患 超低出生体重児
平澤 恭子
1
1東京女子医科大学 小児科
キーワード:
学習障害
,
注意欠如・多動症
,
発達障害
,
予後
,
超低出生体重児
,
運動能力障害
,
自閉症スペクトラム障害
Keyword:
Motor Skills Disorders
,
Attention Deficit Disorder with Hyperactivity
,
Developmental Disabilities
,
Learning Disabilities
,
Autism Spectrum Disorder
,
Prognosis
,
Infant, Extremely Low Birth Weight
pp.1119-1126
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2020360821
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●超低出生体重児の早期生命予後は著明に改善してきた。●身長や体重などの体格は3歳頃までにはキャッチアップすることが多い。●脳性麻痺や知的障害などの合併は約3割に認められ、これは1,000~1,500gの児に比べて高い。●上記のような明らかな障害を認めなくても軽度な発達障害の合併があり、就学以後社会適応の問題が明らかになることも少なくない。●超低出生体重児ではこのような発達障害に留意した長期のフォローアップが重要になってきている。
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