症例
婦人科術後に踵に褥瘡を生じた7症例 チームでの予防の取り組み
美坂 聡樹
1
,
杉山 美智子
,
山本 萌子
,
白勢 悠記
,
百枝 幹雄
1聖路加国際病院 女性総合診療部
キーワード:
婦人科外科
,
硬膜外麻酔
,
子宮摘出術
,
術後合併症
,
踵部
,
褥瘡性潰瘍
,
後向き研究
,
子宮筋腫核出術
Keyword:
Hysterectomy
,
Heel
,
Retrospective Studies
,
Pressure Ulcer
,
Postoperative Complications
,
Gynecologic Surgical Procedures
,
Anesthesia, Epidural
,
Uterine Myomectomy
pp.1259-1263
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021341152
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婦人科術後に踵に褥瘡が発生した7症例を後方視的に検討し、原因と対策を検討した。全症例で硬膜外麻酔を使用しており関連が示唆された。硬膜外麻酔による感覚運動障害により、踵が持続的に圧迫され褥瘡が生じたと考えられた。硬膜外麻酔中の患者には、踵の除圧を徹底し、除圧の必要性を教育する体制を整えた。婦人科術後で硬膜外麻酔を使用する場合は、踵に褥瘡が発生し得ることを念頭におき、チームで予防に取り組む必要がある。
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