特集 変形性足関節症の臨床
変形性足関節症の疫学
西村 明展
1,2
,
千賀 佳幸
2
,
中空 繁登
3
,
湏藤 啓広
1,2
1三重大学大学院医学系研究科スポーツ整形外科
2三重大学医学部整形外科
3鈴鹿回生病院整形外科
キーワード:
変形性足関節症(osteoarthritis of the ankle;足OA)
,
疫学(epidemiology)
,
有病率(prevalence)
Keyword:
変形性足関節症(osteoarthritis of the ankle;足OA)
,
疫学(epidemiology)
,
有病率(prevalence)
pp.6-10
発行日 2022年1月19日
Published Date 2022/1/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000861
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変形性足関節症(osteoarthritis of the ankle;足OA)は,単純X線像上では一般住民の約10%が有する。外傷が足OAの発症に強く影響を与え,臨床現場で遭遇する足OAでは骨折後の頻度が高い。また,足関節捻挫に伴う足関節不安定症も影響を与え,それに関連してスポーツやブルーカラーの職業が後の足OA発症頻度を上げると考えられる。また,内的因子では女性のほうが男性よりも足OAになりやすく,日本人に多い天蓋の内反などの骨形態も足OAの発症に影響を与えていると考えられる。
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