特集 骨粗鬆症性椎体骨折-難治例の診断・治療を中心に-
骨粗鬆症性椎体骨折における後弯変形-難治例の診断・治療を中心に
宮城 正行
1
,
中澤 俊之
1
,
井村 貴之
1
,
斎藤 亘
1
,
白澤 栄樹
1
,
井上 玄
1
,
髙相 晶士
1
1北里大学医学部整形外科学
キーワード:
脊柱矢状面アライメント(spinal sagittal alignment)
,
腰痛(low back pain)
,
骨粗鬆症(osteoporosis)
Keyword:
脊柱矢状面アライメント(spinal sagittal alignment)
,
腰痛(low back pain)
,
骨粗鬆症(osteoporosis)
pp.514-520
発行日 2021年5月19日
Published Date 2021/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000635
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骨粗鬆症患者はしばしば椎体骨折を起こし,後弯変形の原因となる。後弯変形は難治性の腰痛をきたし,治療に難渋するため予防が重要であり,特に骨粗鬆症治療が重要となる。治療については薬物治療,運動療法を中心とした保存的治療が基本となるが,難治例には手術治療が選択される。手術治療は高侵襲であり高頻度に合併症が発生するため,手術手技や固定範囲などを慎重に吟味し,さまざまな合併症対策が必要である。
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