原著論文
母指CM関節症に対するSuture Button Suspensionplasty(SBS)とガイドワイヤー刺入をサポートする新しいターゲティングデバイスの開発
新井 哲也
1
1岐阜県立多治見病院整形外科
キーワード:
母指手根中手(CM)関節症(thumb carpometacarpal joint arthritis)
,
ターゲティングデバイス(targeting device)
,
スーチャーボタン(Suture Button;SB)
,
懸垂関節形成術(suspensionplasty)
,
関節鏡(arthroscope)
Keyword:
母指手根中手(CM)関節症(thumb carpometacarpal joint arthritis)
,
ターゲティングデバイス(targeting device)
,
スーチャーボタン(Suture Button;SB)
,
懸垂関節形成術(suspensionplasty)
,
関節鏡(arthroscope)
pp.1000-1005
発行日 2020年9月19日
Published Date 2020/9/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000382
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近年,母指手根中手(carpometacarpal;CM)症に対してスーチャーボタン(Suture Button;SB)を用いた関節形成術が広く行われるようになった。 SB挿入に際しては,まず骨へのガイドワイヤー刺入を行うが,この操作がしばしば1回で決まらず難渋することがある。刺入操作の反復は,骨折等の重大な合併症のリスクがあるため可能な限り避けたいところである。 筆者は,この問題を解決するための新しいデバイスを開発したので,その特徴や機能を手術手技と併せて報告する。
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