連載 スポーツドクターの現場
第8回
レスリング
中嶋 耕平
1,2
1国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンター
2日本レスリング協会スポーツ医科学委員会
pp.707-713
発行日 2020年6月19日
Published Date 2020/6/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000316
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日本レスリング協会スポーツ医科学委員会は,日本レスリング協会に設置されている17の専門委員会のなかの一部門として存在し,レスリングにかかわる医科学全般の運営を担当している。主な活動内容は①日本レスリング協会が主催,共催,後援する各種大会の医事運営と救護活動,②強化委員会による大会遠征や合宿時のメディカルサポート,③選手の育成や強化が安全に行われるための研修会などの医科学支援や研究活動である。 安全で円滑な競技運営のためには競技のルール以外にも各種規定が存在し,競技大会の主催者,開催者および参加者はこの規定を遵守する必要がある。メディカルについては医事規定が適用されている。本稿では,特に国際競技大会における医師としての帯同業務について解説する。
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